バランス力が試される専門職が看護師

2021年02月11日
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看護師というと医療のプロですから、技術職と思いがちです。確かに専門的な知識、さらに技術力も必須です。またそれをスムーズに、スピーディーに対応できないと現場ではついていけません。とはいっても技術だけあれば適格かというと、残念ながらそれだけでは不足しています。

実はサービス、接客の要素も求められて大切な要素です。看護師は医師と患者のパイプ役でもあります。医師の言葉が難しければ、患者に言い換えたり再度伝えたりのフォローも必要です。逆のパターンで患者の声を医師に橋渡しする役目もあります。

患者からすると医師には言いにくい、言えるタイミングがないときは看護師に相談します。そのときの言いたい事や不安に思っていること、必要としている情報などを汲み取る力も必要でしょう。つまり、技術と知識に加えて、対人能力も身につけなくてはなりません。

この辺りが難しいことでもあり、経験を積むことでどんどん気づくことができるようになります。上達してくるので手ごたえにもつながります。医療だけでスキルアップを考えるのではなく、人間力でもスキルアップできるようにすることが重要になってきます。それには常に医師の立場、患者の立場の両方からものをとらえられるようにする意識が求められます。



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