人間の身体の中には、たくさんの臓器が存在しています。どれもとても大切ですが、その中でも沈黙の臓器と言われているのが腎臓です。悪くなっていても発見が遅れてしまいがちですし、手遅れになると人工透析に頼る他はありません。
かつては苦しさが有名だった透析治療ですが、現在は随分と改善が進んでいます。要因の一つと言われているのが、土日や夜間の治療ではないでしょうか。仕事を終えてから通院することが出来ますし、これだと経済的な不安は少なくなります。
大変喜ばしいことですが、医療機関にとってみれば看護師の確保に頭を悩ませることになります。土日や夜間の要因を確保することは難しいですが、パートの採用を増やして対応しています。一方の看護師の立場になると、掛け持ち勤務をして懸命に頑張っています。
主な仕事内容としては、点滴ルートの確保になります。何度も注射をすると血管が固くなってしまい、なかなか注射が出来ないことがあります。患者さんに苦痛を与えることになりますし、なるべく少ない回数で刺してあげることが重要になります。透析中の体調の変化にも、細心の注意を払う必要があります。今後も腎臓疾患は増えるでしょうし、安定した雇用が見込まれています。